- 保田 厚子
メディア掲載|毎日新聞 朝刊(12/23付)
〈記事はコチラ〉
広島県立世羅高校への「出張保健室」を取材いただきました。
https://mainichi.jp/articles/20171223/ddn/041/050/015000c
とはいえ、この4年間、部員さんから「お母さん」と言われたことは一度もなく(笑)
きっと取材を受けた部員さんが、サービスでコメントしてくれたんだな..(ナイス!)
彼らは状態や気分を「言語化」することで、思考がまとまり感情が整理されるのを体感として知っています。
私が世羅高校にお世話になり始めた時、監督から「陸上選手ではなく、人を育てているんだよ」と諭されたことがあります。
「高校陸上部。」右も左もわからない世界で「ともかく部員さんをサポートしなければ!」と焦躁していた私は、その言葉に頭が真っ白になりました。
「ちゃんと自分でリカバリーするから、部員を信じてやって。」
と言われ、数か月後。苦しみから復活した青年の誇らしく勇気に満ちた表情を、「これが教育なのか」..と震えながら見つめました。そして彼らは「復活できたのはみんながいたから」と当たり前のように「おかげさま」を口にします。
「真の自力を確信したとき、そこに多くの他力が関係していたことに気づく」
わたし自身が青年期に心震えた、五木先生の「他力本願」がそのままここにありました。
まるで「すべての瞬間が成長」のような彼らを見ていると、目眩がします。
高校時代サボタージュばかりしていた自分の人生に、まさかこんな機会が用意されていたとは(笑)
出場47校すべての選手に、今日まで1年分のドラマがあります。
どの選手も、積み上げてきた実力を、どうか限りなく発揮できますように!
全国高校駅伝大会 12/24号砲です。
