ごあいさつ
セルフケアがあたりまえ。の社会をつくる
「環境」や「誰か」ではなく、自分ごとで解決
働く人、経営者、引きこもりの子を持つ親御さん、受験生、スポーツ選手など、これまで8000ケース以上の相談を承ってきました。環境、状況、人間関係など抗えないテーマはありますが、当保健室ではどんな状況でもまず自分を守る「セルフケア」のスキルが重要と考えています。「環境や誰かのせい」で体調不良になる。これほどもったいないことはありません。心身のベースを整えれば、困った状況を予防し、いざというとき打開しやすくなります。
「睡眠」や「ストレス」の背景には「栄養」も関わっています
私自身、会社を立ち上げた直後に心身の不調に陥り、仕事を中断しました。その際は自らのカウンセリングスキルで回復を図りましたが、それがほとんど役立たないことに絶望し、何時間も座布団の上でうずくまり死を連想しました。
唯一わかっていたのは、この状況は自らのひどい生活習慣が招いたということ。それなら今は「本当に復活する方法」を得る絶好のチャンスと考え、さまざまな専門家を探り訪ねて片端から実践しました。その中で、睡眠やメンタル不調に栄養欠損や胃腸の問題が大きく関わっていることを知りました。疑いながら胃腸の取り組みを始めて2週間ほどで妄想が薄らぎ、ただれた皮膚が治癒に傾くのを体感しました。その後1か月ほどで、腸と脳がただならぬ関係だと確信しました。
多面的に確認。できること、早く変化が見えることから取り組む
現在は睡眠やメンタルのカウンセリングに加え、ご希望の方には提携医療機関の血液検査で状況を客観的に把握いただき食事や腸活のアドバイスもしています。ご本人がすぐに取り組めて、できるだけ早く変化が得られる方法。これがダメならあれ。あれがダメならそれ。繰り返していくうちにゼロベースに戻し、そこからはさらに質を上げる取り組みをしていきます。これらの方法で、ご相談者の回復スピードは2倍になりました。
私たちはまだ、こんなもんじゃありません
「自分の能力はこのくらい」と決めつけていた方が、ゼロベースを通り越して「以前からしてみたかったことを始めました!」と輝く姿を見る時、「次はこの人が周囲を勇気づけるのだな」と嬉しくなります。私たちは健康のために生きているわけでも、眠るために生きているわけでもありません。体調や気分が整えば、今回の人生で描いた夢や目標を叶えやすくなります。セルフケアがあたりまえの社会なら、個人、家族、社会が、もっと能力を発揮できる。そんな輝く社会を見るために活動しています。
株式会社 三十八花堂 代表 保田 厚子